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2006 NeoConスペシャルレポート

この記事は2007年以前に書かれた記事となります。

ネオコンで注目を集めた各メーカーの動向とトレンド

米国・シカゴのマーチャンダイズマートで開催された、世界最大級のインテリアデザイン見本市『NeoCon (ネオコン)World's Trade Fair 2006』では、メーカー各社が新製品を投入し、新しいワークスペースプランを打ち出している。コーポレイトデザインおよびファシリティマネジメントの分野で米国を中心に活躍する大森清次郎氏が各社の動向とトレンドを探りました。

世界のオフィス家具メーカー各社の動向

 今回のネオコンでは、各社が“個の復権”に向け、各々の方法で製品開発を行っているように思えるが、いまだこれという解答が得られずに模索しているようにも思われた。そこで、今回のネオコンで、私が注目したメーカーと個々の独自性を前面に出した製品をピックアップし、現在のトレンドについて考えてみた。

Knoll(ノール)社

Knoll(ノール)社
Knoll社新製品
ワークステーション“WA”

Knoll社新製品ワークステーション“WA

 Knollは、“WA(和)”と名付けられたワークステーションの新製品を発表している。イタリアの新進若手デザイナーPiero Lissoni&Marc Krusinを起用して開発を行い、ヨーロッパで生産、販売する予定だそうで、今回はプロトタイプを展示していた。まず、プロダクト名が“WA(和)”と名付けられことに興味を持ったことと、その開発コンセプトに“個の復権”を感じた。

 前述したように、個室→パネルタイプ・ワークステーション→フリースタンディング・ワークステーション→フリーアドレス・ワークステーションというこれまでの変遷は、スペースの効率性、事務生産性の向上に主眼が置かれたものだった。

 WAの開発コンセプトに、“ハーモニー”という項目がある。多様なKnollの伝統的な製品と共存しつつ、“ブロック”を形成するコンポーネンツを組み合わせることにより、個の求める多様なニーズ(ワークステーションのみならず、例えばカフェスペースなども組み込むことが可能)に対応することができ、個の創造的なワークプレイスを各々のニーズにあわせ、多様に構築することを目指しているとのことだが、その中心に人(個)を据えたコンセプトに、今後の開発の期待が持てるように思った。

Herman Miller(ハーマン・ミラー)社

Herman Miller(ハーマン・ミラー)社
Herman Miller社新製品
“My Studio”

Herman Miller社新製品“My Studio

 ハーマン・ミラーは、今回“MY STUDIO”ENVIRONMENTという新製品を発表した。 パネルシステムではあるのだが、タイトルにあるように、個人ブース、個室をシステムで構築するようになっており、今までのオープンスペース・コンセプトからの大きな転換と思われる。やはり、個の創造性を発揮するにはどうしたらよいか、ということへのひとつの解答であると思われる。

Steelcase(スチール・ケース)社

Steelcase(スチール・ケース)社

Steelcase社 上:カジュアル・ミーティング・エリア/下:カジュアル・コラボレーション・エリア
Steelcase社
上:カジュアル・ミーティング・エリア/
下:カジュアル・コラボレーション・エリア

 ここでは、コラボレーション、ミーティング、チーム・コミュニケーションへの独自の試行が行われていた。前述の“個の復活”に合わせ、全体の運営、コミュニケーションの問題を解決しようとさまざまな試みをしているように見えた。

 例えば、会議テーブルがない会議室でマルチ・プロジェクターなどのツールを使い議論を行う場を設置したり、ブレイク・エリアを中央に作り、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションを図るように考えられていたりという風に、さまざまな提案が見られた。

HAWORTH(ヘイワース)社

Haworth社エントランス・ディスプレイ
Haworth社エントランス・ディスプレイ

 製品としては、他の3社に比べ、特にこれという見るべき製品は見あたらず、例年通りエコロジーを前面に打ち出した展示に終始していた。ここ数年の間に、エコロジーに対する配慮は、特別なことではなく、ごく当たり前の配慮になってきており、かつての身障者への配慮が特別なものからごく当たり前になっていったことが思い起こされる。

 しかし、エコロジーへの配慮を前面に出した展示の時代感覚に違和感を覚えたのは、私だけではないと思う。ぜひ来年のネオコンでは“個の復権”を感じさせるような製品の発表を期待したいと思う。

*『NeoCon Word's Trade Fair』とは
世界中の家具・インテリアメーカーが時代のトレンドを発信する、世界最大級のインテリアデザイン見本市。インテリアや空間デザインの関係者が世界中から集う同展は、メーカーが新作を発表する最大の舞台となっている。1969年の初回開催より38回目を迎える『NeoCon(ネオコン) World's Trade Fair 2006』が、6月11日〜13日の3日間、米国・シカゴのマーチャンダイズマートで開催され、1200以上の出展ブースと5万人以上の入場者で昨年以上の盛況ぶりとなった。

 

日本インテリアデザイナー協会会員 文・写真:大森 清次郎(おおもり せいじろう)
株式会社オオモリ アンド アソシエイツ代表


26年以上にわたり、日本および米国においてインテリアデザイン、設計の仕事に携わる。チームプリンシパルとしてチーム全体の運営、及び建築設計に責任を持つ。米国の大手建築設計会社においても経験を積み、大規模なコーポレイトデザインのプロジェクトマネージメントとデザインに多くの実績をもつ。
資格:インテリアプランナー
会員:東京インテリアプランナー協会会員


 

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