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2006 NeoConスペシャルレポート

この記事は2007年以前に書かれた記事となります。

グローバル・スタンダードから、「個」を主体とする空間へ変化するオフィス家具

ネオコン会場入口風景
ネオコン会場入口風景

6月11日から13日まで、米国・シカゴのマーチャンダイズマートで開催された、世界最大級のインテリアデザイン見本市『NeoCon (ネオコン)World's Trade Fair 2006』の模様を紹介。 コーポレイトデザインおよびファシリティマネジメントの分野で、米国を中心に活躍する大森清次郎氏による、現地取材レポートです。

文・写真:大森 清次郎
株式会社オオモリ アンド アソシエイツ代表

オフィス家具市場に見る「個」の復権の兆し

 ここ数年、ネオコンの入場者数は、米国の景気を反映して年々増加しているように思われる。特に今年は、昨年に比べ著増していると主催者側の担当者は言う。話題の家具や製品のブースには多くの入場者が集中しており、製品をじっくり見ることができる状態ではないほどの盛況ぶりであった。

 さて、今年のネオコンの特徴をひと言で言うなら、それは“個”の復活ではないだろうか。ノール、ハーマン・ミラー、スチール・ケース、ヘイワースなどの大手家具メーカー(おそらくこの4社で、オフィス家具のシェアは、全体の6割から7割くらいになると思われる)が、各々違ったアプローチで“個の復権”に挑戦しているように思われた。 ひと昔前のネオコンにおいては、1社が新しい製品の提案を行って話題を集め成功すると、翌年には似たような製品が各社出揃うといった傾向があったが、近年は各々のメーカーがそれぞれの独自性を打ち出し始めたように見える。

展示会の様子
多くの入場者で賑わう人気の展示ブース

展示会の様子

多くの入場者で賑わう人気の展示ブース

 その中でも、今年は特にワーク・スタイルの流れが変わってきたように感じられた。およそ20年前から最近までは、できるだけ個室(区切られた空間)を排除し、よりオープンな空間を作ることが主流であったと言えよう。 個室→パネルタイプ・ワークステーション→フリースタンディング・ワークステーション→フリーアドレス・ワークステーションというワーク・スタイルの変遷をみると、近年までは、スペースの効率性、事務的生産性の向上に主眼が置かれており、例えば単一の製品を黙々と生産する工場のように、人の存在を無視するようなレイアウトになっていく傾向であったように思える。

 しかし、急速なITの浸透により、ワーク・スタイルの変化が確実に見えてきている。事務処理はコンピューターに置き換わり、オフィス・ワーカーに求められている主要なスキルは、開発能力、創造性、コミュニケーション・スキル、マネジメント・スキルなど、人にしかできないものになってきており、それ自体にも多様性や個性が要求されてきているのだ。  ワーカーがスキルを発揮する場所(ワークプレイス)に求められるのは、新しい形の“個”を主体とする空間ではないだろうか。アメリカの社会がひとつの目的(金儲け)に向かって、グローバル・スタンダード化(実はアメリカン・スタンダード化)を世界に強いて、目的達成に突き進んでいた時代は、9.11アメリカ同時多発テロを期に変化を来した。 

 それから徐々に、アメリカは世界の価値観の多様性を認め始めるに至る。ただ効率化を求め、あらゆるものをスタンダード化するのではなく、個の考え方の違いを大事にしようという流れが生まれて来つつあることと、このワークプレイスにおける変化は、決して無縁ではないと思われる。

『NeoCon Word's Trade Fair』とは……
世界中の家具・インテリアメーカーが時代のトレンドを発信する、世界最大級のインテリアデザイン見本市。インテリアや空間デザインの関係者が世界中から集う同展は、メーカーが新作を発表する最大の舞台となっている。1969年の初回開催より38回目を迎える『NeoCon (ネオコン)World's Trade Fair 2006』が、6月11日から13日までの3日間、米国・シカゴのマーチャンダイズマートで開催され、1200以上の出展ブースと5万人以上の入場者で昨年以上の盛況ぶりとなった。

日本インテリアデザイナー協会会員 文・写真:大森 清次郎(おおもり せいじろう)
株式会社オオモリ アンド アソシエイツ代表


26年以上にわたり、日本および米国においてインテリアデザイン、設計の仕事に携わる。チームプリンシパルとしてチーム全体の運営、及び建築設計に責任を持つ。米国の大手建築設計会社においても経験を積み、大規模なコーポレイトデザインのプロジェクトマネージメントとデザインに多くの実績をもつ。
資格:インテリアプランナー
会員:東京インテリアプランナー協会会員


 

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