株式会社電通国際情報サービス──社員の有機的な結びつきを狙ったマトリックスプランによるオフィスレイアウト
1.プロジェクトの概要
コンサルティングからシステム開発、ソフトウェア・プロダクトの提供・サポート、ネットワーク構築、ハードウェアの選定・調達、インフラ構築・運用管理まで、あらゆるビジネス領域において、フルラインメニューを提供することにより、顧客満足度を追求する株式会社電通国際情報サービス。ITサービスにおけるライフサイクルをグループ会社として連携し、ソリューション・サービスを提供しています。
同社は、都内に分散していた6つのグループ会社を結集させることで、コミュニケーションの活性化による業務の効率化を目指す新オフィスを計画。再開発が進む品川地区の19階建ビルを一棟借り、2004年5月に移転・入居した。
2.プロジェクトのポイント
2-1.120%の力を発揮できるオフィス環境整備をめざす
移転にあたり、総務部を中心にしたプロジェクトが結成。移転前の社内調査では、社員の50%が快適性・機能性に不満を抱いており、70%がオフィス環境を変えることで、仕事の能率が上がるとの声があがったという。さらに組織のフラット化、コミュニケーションの円滑化の必要性も調査から浮かび上がった。
IT企業は人が財産。その点を重視し、皆の力が120%発揮できるオフィス環境の整備が目標となった。
2-2.有機的なつながり、コミュニケーションの円滑化

「水の流れ」をモチーフにしたミーティングスペース
オフィスコンセプトは、溢れでるパワーやアイディアをイメージした源流から大海への「水の流れ」とした。コンサルティングやアプリケーション開発を手掛ける同社の創造性やコミュニケーションの誘発を意図したもの。インテリア計画全体に、この流れが取り込まれている。
このほか、ワークステーションのレイアウトも動的。スペースやコスト効率の良いユニバーサルプランでありながら、有機的なつながりやコミュニケーションの円滑化を求めて生まれたのが「マトリックスプラン」である。135度天板のデスクを45度ずつ傾けてデスクをつなぐ、変化のあるレイアウトが完成した。
2-3.エコロジー、サイン計画、照明計画にも配慮

オレンジ色のLEDを埋め込んだ
コーブ照明による「源流」の演出
上記のほか、エコロジーへの配慮(デスクパネルは再利用可能な強度のある段ボール、リサイクル可能な家具の採用、既存家具の再利用)、サイン計画(1フロアを4ゾーンに色分けしたサインと案内表示)、照明計画(源流、水、氷、渚などをイメージ)にも、さまざまな工夫がみられる。
新しいワークプレイスの姿と、効率性を高めたワークスタイルが息づくオフィスが実現した。

会議室のテーブルは旧オフィスで使用していたもの

執務エリアのコーナーを有効活用
3.事例データ
3-1.プロジェクトデータ
会社名:株式会社電通国際情報サービス
事例:オフィス移転
業種:コンサルティング、アプリケーション開発
地域:東京都港区
3-2.商品構成
ワークステーション:クローバーシステム
チェア:プラオチェア
パーティション:スクリーンパネルKタイプ








